スーパー和食の効果

さまざまな効果

 

多少欧米化した和食こそ最強

 

スーパー和食がすばらしいのは、何といってもバランスが優れていることです。

 

欧米食に偏った今の食事と昭和35年(1960年)の粗食の中間にあるのが、昭和50年(1975年)の食事と言えます。

 

多少欧米化した和食という言い方が、しっくり来る、と東北大学の研究チームの都築毅・准教授はいう。

 

続けて、同准教授の指摘をみていくことにします。

ハゲの予防と改善

 

ハゲは中年男性にとって深刻な悩みのひとつだ。

 

いつまでもふさふさとした黒髪でいたいというのは、男性の多くが持つ願望だろう。

 

また、女性でも、薄毛や白髪で悩んでおられる方は少なくないだろう。

 

頭髪の老化も、スーパー和食は遅らせることが出来る。

 

ハゲや白髪を防ぐ、アンチエイジング効果があるのだから。

 

ハゲや白髪を「年だから」とか「遺伝だから」などとあきらめてしまってはあまりにももったいない。

 

というのも、最近では、頭髪の老化は生活習慣、特に食生活の影響が大きいことが分かってきています。

 

年齢や遺伝の影響がある場合でも、食生活を替えれば、間違いなく、改善できるのです。

 

頭髪に関するトラブルは、食事によって内側から改善するのが一番なのです。

 

 

東北大学の研究チームは実験用のマウスで、脱毛や毛の艶も点数評価しました。

 

一見して75年群はきれいなのに、65年群は老化が進んでいることが分かるのでした。

 

実は、毛髪は80%以上がタンパク質で出来ている。

 

そのタンパク質は髪の毛を作る重要な栄養素なのだ。

 

 

タンパク質には、

 

@肉、魚、卵などに代表される動物性タンパク質と、
A納豆、豆腐、胡麻、ピーナッツなどに多い植物性タンパク質

 

とがあります。

 

どちらもバランスよく摂ることが大切なのですが、髪のためには、植物性から摂取する方が望ましいとされています。

 

肉類などの動物性タンパク質は、脂質を多く含むため、頭皮の脂の分泌を増やしてしまう。

 

脂によって皮脂腺が詰まると毛髪の成長は妨げられ、薄毛を助長することになりかねません。

 

また、多すぎる動物性タンパク質は、内臓脂肪を増やし、血液や血流に悪影響を与えるのです。

 

頭皮の血行不良が、薄毛に厳禁なことはいうまでもありません。

 

スーパー和食がハゲの予防と改善に効果があるのは、動物性タンパク質を控えられることが大きいと考えられます。

シミ、シワ、肌の老化をストップ

 

スーパー和食は、中年男性だけでなく、女性向きの効果もある。

 

それはシミやシワなど、肌の老化を防ぐことです。

 

アンチエイジングの美肌効果があるということです。肌は一定のサイクルで生まれ変わります。
これを「ターンオーバー」という。女性誌などによく出てくるので、ご存知の方も多いでしょう。

 

皮膚細胞は、表皮の一番下にある基底層で生まれるのです。
それが徐々に押し上げられ、人表面で角質になり、最後は垢になって、剥がれ落ちていくのです。

 

角質には水分蒸発を防ぎ、外界の刺激から肌を守る「バリア機能」があります。
美しい肌のためには、このバリア機能を高めることが重要なのです。

 

通常、肌は約28日周期でターンオーバーを繰り返しているが、加齢に伴って、このサイクルが35日、40日と長くなることがわかっている。

 

そのため、「ターンオーバーのサイクルは早いほうが良い」「肌荒れは、新陳代謝が遅くなっていることが原因」などと言われている。しかし、それは大きな誤解だ。

 

 

シミやシワ、にきびや吹き出物など、さまざまな肌のトラブルは、実は早すぎるターンオーバーが原因となって引き起こされていることが多い
ターンオーバーが早まると、細胞が十分な準備ができないまま、角質となって肌の表面に上がって来てしまうのです。未成熟な角質は、小さく薄いため、水分保持力が低いのです。

 

 

なぜ、ターンオーバーが早まってしまうのだろうか?

 

その原因として、まず考えられるのは、偏った食事や睡眠不足などによるストレスなのです。

 

ストレスは、細胞分裂のサイクルを早めます。
そのとき、老化を促す遺伝子が発現するため、肌荒れだけでなく、果ては寿命を縮める原因にもなるのです。

 

スーパー和食は、欧米化した現代の食事に比べ、体にストレスを与えない食事です。
それが若々しい肌を保つ効果があることは、私たちの実験で確認できました。

 

私たちは、マウスの皮膚の状態も点数評価しました。
その結果、75年群より05年群のほうが、老化が進んでいたのです。

 

「毛髪」と「皮膚」を総合すると、05年群は75年群の約2倍老化速度加速かったのです。
頭髪の薄さが気になる男性にも、きれいな肌でいたい女性にも、スーパー和食はお勧めなのです。

寿命が100歳になる!

 

さらに、東北大学の研究チームの都築毅・准教授の話を聞いてみよう。

 

毎日の食事をスーパー和食に替えると、寿命を100歳にすることは難しくない。

 

私たちの実験では、マウスの平均寿命は、05年群が49.0週齢に対し、75年群が58.7週齢。およそ2割も、延びたのだ。

 

今の日本人の平均寿命は83・1歳(2012年)であることから、単純計算すると、ほぼ100歳まで延びることになるのだ。女性に限れば、100歳を超える。

 

なぜ、これほど寿命が延びるのだろうか?
日本には昔から、「腹八分目に医者いらず」ということわざがある。

 

満腹まで食べず、少しお腹に余裕を残すほうが、体にいいということだ。

 

これは迷信ではなく、科学的にも腹七、八分目がいいことがわかっている。

 

マウスではエサの量を3割減らすと、糖尿病にはまずかからない。
動脈硬化やがんの発症も、半分以下になる。

 

世界中の研究論文を見ても、「カロリー制限」に寿命延長効果があることは、ほぼ間違いない。
カロリー制限を続けると、代謝に関わる遺伝子が活発になり、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病にかかりにくくなるのだ。

 

抗加齢医療に関わる医者や研究者の集まる日本抗加齢学会でも、カロリー制限食の人気は高く、自ら率先して食利制限を行っている専門家も多い。

 

しかし、カロリー制限食には、大きな欠点がかある。それは、「お腹が空く」ことだ。
腹八分目が健康にいいとわかっていても、多くの人は食べ物の誘惑に負けて、挫折してしまうのである。

 

空腹は、人間にとって非常に大きなストレスなのだ。人類は長い間、飢餓と戦ってきた。食べなければ、死んでしまう。
空腹感は、兪の危険を避けるための重大なシグナルなのだ。それに耐えられる人のほうが、まれといえる。

 

スーパー和食は、この難点をクリアした食事法だ。

 

スーパー和食には、カロリー制限と同じ作用がある。
お腹いっぱい食べても、寿命延長効果が得られるのだ。

 

 

それには2つの理由がある。

 

まず1つ目は、代謝が活発になること。 
スーパー和食に多い、ごはんや豆類、海藻類などの「腹持ちがいい食品」は、消化吸収のスピードが遅く、血糖値を上げにくい。

 

そのため、食事のエネルギーを熱として放出し、代謝をよくする。
つまり、体が自然と太りにくい体質に変わってゆくのだ。

 

2つ目は、体への負担が小さいこと。
ご飯と味噌汁を中心に、さまざまな食材をバランスよく食べる昭和50年型の食事は、内臓にかかるストレスが少ない。
そのため、がんなど生活習慣病の発症が抑えられ、健康で長生きできるのである。

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