未来の宇宙日本食

未来の宇宙食について

 

人類を月に送り込むという壮大な計画を機に、宇宙食の技術は格段に進歩しました。

 

未来の宇宙食は、宇宙開発と切ってもきれないのです。

 

再び月に行くことはJAXAや中国でも構想を持っています。

 

NASAでは、地球から一番渡欧惑星である火星探査を目指しています。

 

1年以上の飛行が予想される火星探査では、
宇宙食をもっていくだけでなく、飛行の途中で栽培することも考えられています。

火星探査飛行に対応する技術開発

 

ISS計画の次の宇宙探検は、何になるのでしょうか?

 

再び月着陸を目指すのか?日本では、かなりその気になっています。

 

NASAでは、地球から一番近い惑星、火星探査を目指していると言います。

 

火星探査は時間がかかります。さまざまなプランがありますが、片道ほぼ1年かかることは確実です。

 

宇宙食にも短くて3年の賞味期間が必要となります。

 

3年以上の賞味期間をもつ食品は、実は少なくないのです。缶詰や瓶詰めです。

 

レトルト食品では、油の少ないものならば可能です。

 

レトルト食品は、缶詰と同じに加圧加熱殺菌されているので、微生物は完全殺菌されています。

 

賞味期限が3年に満たないのは含まれている油が酸化して風味を損なうからです。

 

油の酸化を抑えれば、3年以上の賞味期限を得られるのです。

 

そこで、包装材に酸素を吸収する薬剤を練り込んで、包装容器内の酸素を吸収して油の液化を防ぐことか試みられています。

 

宇宙日本食でも導入が進んでいます。

 

パンは賞味期限が短いのですが、原材料の小麦粉の賞味期限は長いのです。

 

賞味期限の長い小麦粉を持ち込んで、船内で加工すれば、賞味期限は関係なくなるのです。

 

長期間の宇宙旅行では検討に値する、ということで、いま、はやりの3Dプリンターを使った、宇宙食の製造プランがあります。

3Dプリンターの活用

 

いつでも好きな時にボタン一つで食事が提供されたらと思ったことはないでしょうか?
この夢のような話が現実になるかもしれないのです。

 

NASAは、宇宙飛行士による月や惑星探査を視野に入れた長期滞在に向け、3Dプリンターで食事を提供する研究を開始しました。

 

これはNASAにおいて、中小企業技術支援開発機構(SBIR : Snma11Business Inovation Research)により、201年に採択された企画です。

 

現在の宇宙食は、地球から持参した食事のみです。

 

個々に厳重包装された食事に水を加える、温める、時にはそのまま食べるのです。

 

そのため、食事後の廃棄物は増加していることが指摘されています。

 

また、食事の数も限りがあり、体調に合わせて栄養素を強化した食事を摂取することは難しいのです。

 

そこで、随時適切な食事が提供できるように3Dプリンターを用いた研究が開始されました。

 

3Dプリンターの積層技術を活用し主要栄養素である、でん粉、たんぱく質、脂質などに調味科や香りを組み合わせ、それぞれを順次流し入れ、層を積み重ねます。

 

たとえば、3Dプリンターで作るピザは、まず生地の材料で外枠を描き、その後、外から内側に均等に生地が出力されます。

 

その後、生地の上にケチャップが出力され、その後チーズが出力されて層ができるのです。

 

2014年9月、ISSに3Dプリンターが運び込まれ、宇宙での実験が開始されました。

 

NASAはこの実験が成功した際には、いつでも必要な時に食物製作が可能となり、地球から近い惑星での任務効率も大きく向上すると期待しているのです。

植物栽培

 

人類は宇宙で生活することが可能なのでしょうか?
宇宙での植物栽培はこの問題に大きく関わるでしょう。

 

2014年4月、日本人初のISSキャプテンを務めた若田宇宙飛行士は、ドラゴン補給船運用3号機で運ばれた野菜栽培装置の受け入れ準備も行っていました。

 

宇宙での野菜栽培装置はVeggieと呼ばれている、赤みの強いレタスの一種をLED光により栽培するのです。

 

ISSの面積は限られているため、実験の装置はSBIRにより採択された米国ウィスコンシン州にある企業とNASAが共同で開発したものです。

 

Veggieで用いる野菜は約28日間で成長するため、宇宙空間での自給自足が可能なのです。

 

植物の成艮過程、発育状態、水の使用量、成長に必要な微生物など細部にわたり観測されています。

 

欧州宇宙機関においても、長期間飛行に向けた研究を開始しています。

 

2005年6月には,欧州宇宙機関とフランス企業が「高級なフランス宇宙料理」をめざし11種類の特別な特別なレシピを開発しました。

 

このレシピは、火星栽培可能と見込まれる食材9種類、米、玉ねぎ、トマト、大豆、じゃがいも、レタス、ほうれん草、小麦、スピルリナ(藻の一種)が中心となっています。

 

しかし,この9種類の食材は、レシピで使用する材料の40%であり、残りの60%はその他の野菜、ハーブ、油、バター、塩、コショウ、砂糖などを地球から持参しなければなりません。

 

公表されたレシピには,ホウレン草パンとトマトのジャム、じゃがいもとトマトのミルフィーユ、スピルリナのニョッキなどかあります。

 

スピルリナは重量の65%がたんぱく質であり、カルシウムや多くのミネラルを含むため、注目注されている食材なのです。


 

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