宇宙日本食認証基準

保存基準

 

ISS運用規程では、宇宙食は室温で9ヶ月保存しても品質に変化がないことを求めています。

 

ISSにおける飛行士の滞在期間は、原則3ヶ月なのになぜ9ヶ月なのかというとわけがあります。

 

まず、宇宙食は飛行士とともに宇宙に運ぶのではなく、別のロケットでロケットで事前にISSに届ける。運搬手段は、ロシアのプログレス、日本のこうのとり、あるいは計画中の米国の民間機です。

 

これが、飛行士の数ヶ月前には飛び立つのです。

 

飛行士はISSに到着するとすでに運び込まれている食事を順次とるのです。

 

さらに日本のJAXAからロシアまたは米国までの運搬期間、現地での検査・積み込み作業が加算されます。

 

また何らかのトラブルで運搬ロケットかISSに到着しないときに、残った食事を食べつなぐことも考えます。そんな、なんやかんだで9ヵ月になるのでです。

 

ISSでの滞在期間の長期化に伴い、新たに認証する宇宙日本食では、18ヶ月(1年半)と延長します。

 

認証を求める宇宙日本食候補品は、この期間の保存試験をおこなわなければいけません。

 

しかし、1年半の期間は容易ではありません。そこで加速試験を認めています。

 

保存温度を高めに設定して期間を短縮する保存試験の保存温度は22℃が基準です。

 

試験期間中に35℃・2日間、30℃・6日間の耐暑、2℃・24時間の体感試験を行います。

 

前者は、NASA本部のあるヒューストンから打ち上げ基地のあるフリリダまでに保冷車が故障した時を想定し、後者はロシアでの事故を想定しています。

 

保存試験では、定温庫を用いてデータロガーにより温度記録を取らなければなりません。

 

定温をはずれる期間が全期間の5%以下というのが求められます。

 

冬期や夏期では結構厳しいのです。保存試験終了後に一般生菌数検査と、官能検査をします。

 

保存試験の基準温度は,25℃で定温保管庫内で保存します。

 

温度の誤差は±2℃を目標とすることを求めていますが、実際に実施するとかなり困難です。

 

とくに夏季は室温が30℃近くになるので、定温庫を25℃に保つのが難しいのです。

 

しかしこれは、試験品にとって厳しい環境にさらされることになるので、許容されています。


 

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