カレーライスが好き

日本人はなぜカレーライスが好きなのか?

 

今まで一度もカレーライスを口にしたことがない、という日本人はまずいないでしょう。

 

そのくらい日本人はカレーライスが大好きなのです。

 

現在では堂々たる国民食です。
カレーライスが日本に登場したのは文明開化の明治時代だから、まだ100年そこそこなのです。

 

元々日本には、ご飯の上に料理をのせて、そのうま味をご飯にもしみ込ませ、上の物と一緒にコラボレーションの味を楽しむという文化があります、

 

つまり、「どんぶり物」で、「おかずのせ料理」と言ってもいいだろう。

 

ウナギの蒲焼きをのせれば「うな丼」、トンカツをのせれば「かつ井」になるという具合です。。

 

どのような料理をのせてもそれはあくまでおかずで、主役はご飯なのです。

 

この食べ方には必ずタクアンなどの漬物が付くから、どんぶり物といえども立派に一膳分の必要な栄養はそろっている簡便食であり、同時に完結した料理になっているのです。

 

そして、明治になってデビューする「おかずのせ料理」がカレーライスなのです。日本人のご飯料理には必ず漬物か付くから、カレーライスにも付いていたはずだが、はっきりとは分かりません。
大根の味噌漬けとかタクアン漬けという説もあります。

 

今では定番になっている福神漬けが付くようになったのは、昭和の初期といわれています。

 

帝国ホテルの料理人が、カレーライスに添えたのが最初という説が有力です。

 

新入りのカレーと一緒に食べるご飯の味をより美味にするため、漬物にまで心を尽くした結果の福神漬けなのでした。

 

福神漬けは大根やナス、ナタマメ、ショウガなど、七種類の野菜を刻んでみりん醤油に漬けたもので、インドの漬物の一種であるチャツネに、色といい甘酸っぱい味といいよく似ていました。

 

カレーの濃厚な味わいをマイルドにする上でも役に立つ添え物です。

 

かくして、カレーライスには福神漬けという図式か出来上がったのです。

 

明治の日本人にとって、西洋文明とともに入ってきたカレーライスは従来のようにどんぶり鉢ではなく、皿に盛られたご飯科理なのですが非常に目新しく、時代のシンボルに見えたはずです。

 

この時から、ご飯とおかずを平らな皿に盛る文化がスタートしました。

 

米食の歴史から見ると薬くさいスパイスかたくさん使用され、しかも肉も入っていて、そのとろりとした黄金色という点で、それまでにない料理でした。

 

軍隊料理に採用されたことでその普及に拍車がかかったのですが、米飯の味に合うことがわかり、家庭料理にもスムーズになじんでいきました。
やがて、子供たちの味覚をすっかり捉えてしまうのです。

 

肉、ジャガイモ、人参、タマネギ、さらにはスパイスと、実に栄養もたっぷりという点でも、子育てに熱心な日本のお母さんたちの心をつかんだのです。お母さんたちは腕によりをかけ、わが家のカレーライスを生み出していきます。
「おふくろの味」です。

 

カレー用のスパイスは香辛料と訳されていますが、ほとんどは薬効性の高いものばかりなのです。

 

黄色のもとはターメリック(ウコン)で、主成分のクルクミンは血液を浄化したり、血管や脳細胞の酸化を防ぐ強い作用で知られています。

 

ジンジャー(ショウガ)には保温作用があり、冷え性の改善に役に立つし、ガーリック(ニンニク)にはご存じのようにスタミナ強化や強精作用があります。

 

その他のスパイスもそれぞれの薬効成分を含んでいて、カレーライスは薬効性の高いライス判理なのです。

 

日本人のカレー好きはライスにとどまりません。

 

カレーうどん、カレーそぱ、そしてカレーパンにまで拡大している。今やアメリカでもアジアでも、ジャパニーズ・カレーライスが人気なのです。

 

人気の秘密は、ダシと醤油を上手に使用している点にあるようです。


 

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