栄養素の4つのグループ

栄養素の4つのグループ

 

新谷弘実博士の栄養学の分類によると、食品に含まれる栄養素は次の4つのグループに分かれます。

 

Aグループ ---- 水、酵素
Bグループ ---- ミネラル、ビタミン
Cグループ ---- ファイトケミカル、食物繊維
Dグループ ---- 糖質、タンパク質、脂質

 

これらのうち積極的に栄養補給したいのが、A〜Cグループです。

 

A〜Cグループには、いずれも細胞内のゴミを取り除き、自然免疫力を高める効果があります。

 

そしてこれらの栄要素を過不足なく含んでいるのが、植物性の食品なのです。

ミネラルとビタミンの働き

 

ミネラルとビタミンは、酵素の働きを助けることから、補酵素と呼ばれます。

 

酵素を生命活動の主役と考えると、ミネラルとビタミンは、酵素の働きを助けるサポーター役と位置付けられます。

 

まずは、ミネラルです。
ミネラルには、どんなものがあるのでしょうか。具体的には、ナトリウム、マグネシウム、リン、カルシウムなどが挙げられます。

 

体に含まれる割合としては、どれもわずかですが、この微量成分が不足すると、体内の酵素の働きが低下し、生命活動に支障をきたしてしまいます。

 

体がだるい、疲れが抜けない、意欲がわかない、すぐ風邪をひく。

 

こうした体調不良には、ミネラル不足が深く関わっています。

 

ミネラルは自然界に存在しているものですから、肉類などの動物性食品にも含まれています。

 

しかし、腸の健康を基本とした場合、植物から摂取したほうが自然です。体に余計な負担をかけません。

 

また、ミネラルは体内で生成できないため、食べ物からしか補給できません。

 

自然界には100種類以上のミネラルが存在しますが、体内で必要とされている量に応じて、主要ミネラルとか微量ミネラルに分類されています。

 

ミネラルの役割はそれぞれ異なりますが、どれも生命活動の調整役を務めています。

 

カルシウムやマグネシウム、カリウムといった主要ミネラルはもちろん、圧倒的に必要量が少ない鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレンなどの微量ミネラルについても同じことがいえます。

 

量が多い方がより重要なのではなく、微量でもそれぞれ必要な役割があり、体内で働いているのです。

 

ですから、特定のミネラルだけでなく、そのミネラルもすべて摂ることが重要となります。

 

この条件を満たしているのが、野菜や果物などの植物性食品です。

 

また、化学精製していない天然の塩も有効です。

ビタミン=生命活動の調整役

 

ビタミンも、生命活動の調整役という点では、ミネラル同様の役割を担っています。

 

ビタミンはミネラルのように無機質ではなく、いくつかの元素からつくられた有機成分です。

 

しかし、大まかには、ミネラルと同じ仲間と捉えていいでしょう。ビタミンA、B群、C、D、Eなど、現在20数種類のビタミンが知られており、それぞれに特有の働きがあります。

 

ここでは、ビタミンの特筆される作用をひとつ紹介します。それは、抗酸化作用と呼ばれるものです。

 

主にビタミンCやE、B群などに備わっている、体のサビを取り除く作用です。

 

体のサビは、酸化という言葉で言い換えることができます。体内の酸化が進めば、細胞の働きが鈍り、免疫力が低下してしまいます。

 

では、体のサビはなぜ発生してしまうのでしょうか。そこで理解しておきたいのが、活性酸素というものの存在です。

 

 

ビタミンの抗酸化成分で活性酸素を取り除く

 

呼吸によって体内にとり入れられた酵素の一部は、細胞内でエネルギーに変換される過程で、活性酸素という不安定な物質に変わってしまいます。

 

細胞内に異分子が発生してしまい、それが細胞のサビの原因となってしまいます。

 

つまり、細胞内のタンパク質が活性酸素で傷ついて、不良タンパク質に変わってしまうのです。

 

活性酸素は、日常のストレス、パソコン・携帯電話から放射される電磁波、過度の紫外線、喫煙などによって発生します。

 

通常は、酵素の働きで無害化されるのですが、外部からの刺激が日常化すると、酵素の働きだけでは十分に対処しきれなくなってしまうことがあります。

 

ビタミンに代表される抗酸化成分を日頃からとり入れていくことは、細胞の参加を防ぐために必要不可欠なことです。

 

日々の疲労した体を癒し、活力をもたらすためには、体にたまったサビを取る抗酸化成分の積極的な補給を心がける必要があります。

ファイトケミカルはミネラルやビタミンの補佐役

 

ファイトケミカルは、ビタミン同様、抗酸化作用で知られている成分です。

 

カテキンやイソフラボン、アントシアニンなどの言葉を耳にしたことがあると思いますが、これらはいずれも、ファイトケミカルのひとつであるポリフェノールの仲間です。

 

また、β-カロテンやルティン、リコピンといった成分も、ファイトケミカルのひとつカルテノイド類に分類されます。

 

ファイトケミカルは、植物特有の成分です。植物の香りや苦味、色素などのもとになっている成分で、1万種類以上存在するといわれています。

 

ファイトケミカルを摂取するということは、植物の生命力を、体内に取り入れるということなのです。

 

栄養学的な面からでは、ファイトケミカルは、酵素の調整役であるミネラルやビタミンのさらに補佐役といった存在として捉えることができるようです。

 

 

関連参照いま知りたいファイトケミカル

食物繊維の働き

 

食物繊維も植物に多く含まれる成分です。

 

消化されにくい繊維質であることから、腸内クリーニングに欠かせない栄養素として知られています。

 

玄米や雑穀などの未精製の穀類と豆類がカギを握っています。

 

意外に思われるかも知れませんが、主食を白米から玄米にチェンジし、おかずに豆類をとると、山盛りのサラダや根菜をたっぷり食べるよりも、お通じの状態は格段によくなります。


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