下肢静脈瘤
脚がつることは「こむら返り」などと表現されることもあります。
水泳などのスポーツ時や脚を変にひねってしまったときつることがあり、足の親指を甲のほうへ反らすと治ることが知られています。
しかし、何もしていないとき、例えば夜中、横になって安静にしているときなどにしばしば脚がつるという場合、病気の症状の一つである場合もあります。
夜中、横になっていると脚がつる、あるいは明け方に脚がっって目が覚める、そんなことが続くようなら、ふくらはぎや太もものあたりを見てください。
血管がボコボコと浮き出ているのが見つかったら、それは下肢静脈瘤です。
たぶん、ほかにも、足が疲れる、だるい、重いなどの症状もあるのではないかと思います。
心臓から送り出された血液は、動脈を通って体の中を一巡りし、静脈を通って再び心臓に戻りますが、下肢静脈瘤は、この血液の帰り道である静脈の逆流防止弁が壊れてしまったために起こる病気です。
見た目でそれとわかるので、谷易に自分で判断がつきます。
坐骨神経痛
坐骨神経痛は脊柱の中を走っている脊髄の下のほう、ちょうど腰のあたりから枝分かれして左右に広がり、お尻、太もも、ふくらはぎから足の甲ぐらいまでに分布しています。
つまり、ほぼ脚全体の知覚をつかさどっている神経であるといえるのです。
坐骨神経痛は、この神経そのものに異常があって痛む場合もありますが、脊柱の腰椎部分にトラブルか起こったために坐骨神経が刺激されて脚が痛む場合も多くあります。