変形性膝関節症
関節がなめらかに動かせるように、健康な人の膝にも少々の水(関節液)が存在しています。
ところが病気になると、ときには膝がふくれ上がるはどの水がたまることもあります。
こうなると、病院で水を抜いてもらわなければなりません。
年をとったために膝の関節か擦り減って起こる変形性腺関節症になると、痛みや腫れが見られるとともに、膝に水かたまることがあります。
幼児の頭くらいの大きさの水ぶくれになることもありますので、放っておかないようにしたいものです。
安静にして冷やし、痛みがやわらいだら、病院へ行って水を枚いてもらうとよいでしょう。
ベイカー嚢腫(のうしゅ)
中年の女性に多い、膝の裏側に水がたまるベイカー嚢腫(のうしゅ)という病気は、普通、膝のこわばりや違和感から始まります。
病状が進むと腫れたり痛んだりし、さらには膝が曲がらなくなってくるので、膝の裏にしこりがあるような場合は、早めに病院へ行って手当てすることをおすすめします。
膝蓋骨脱臼・亜脱臼
膝蓋骨(膝頭の骨)が太ももの骨からはずれるものが膝蓋骨脱臼です。
ちなみに、完全にはずれていない場合には膝蓋骨亜脱臼といいますが、両者の区別は難しいといえます。
膝が全体的に腫れ上がって痛み、水がたまることもあります。
膝を伸ばすと自然に関節かはまることも多いのですが、はずれるのがクセになるといけないので、整形外科できちんとした手当を受けたいものです。
1対3〜4ぐらいの割合で女性に多く見られるスポーツ外傷です。